有栖川有栖さんの「女王国の城」が文庫になっていたので読みました。江神氏が謎を解くこのシリーズは4作品とも読んでいます。
舞台の場所は、宗教団体(宇宙から人類の救世主がやってくるのを信じる団体)です。
有栖川さんが上巻は「静」、下巻は「動」と記載されていましたが、上巻は、宇宙人がどうしたこうしたという話もあって、なかなか読み進む速度があがりませんでした。しかし、下巻は、あっという間に読み終えてしまいました。とても面白かったです。
ただ、名古屋出身の人物が「邪魔しやあすな!」と叫ぶセリフがあったのですが、こんな風に叫ぶ大学生はいないと思いました。これがあとがきを読むと、名古屋弁の指導を受けたと書かれていて驚きました。
このシリーズは5作品で完結させるそうなので、もう1作品残っています。前作から今回の作品まで15年かかったそうなので、次作品がいつになるか分かりませんが、楽しみに待とうと思います。
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